【ハンドメイドで月6万円の売り上げ】体験談

syufuhandmade 【お金】節約、貯金、投資

私は、結婚してフルタイムの仕事を辞めました。

妊娠・出産・核家族のため外に働きに出られなくなりましたが、稼ぎたい!在宅でも出来るハンドメイドの布小物を販売していました。

ハンドメイドは全くの素人

結婚したと同時に退職、そして間もなく妊娠しました。

退職してから、アルバイトをしていたのですが、妊娠の眠気に打ち勝てずにすぐに辞めました。

それから暇を持て余し、1万円くらいの安いミシンを買って、「布小物」の作り方の本を見ながらコースターとか、簡単なバッグとかを作って過ごしていました。

布で縫物をするのは中高生の家庭科ぶり、大人になってからはボタン付けかほつれを縫い留めるくらいしかしてきませんでした。

家でミシンをカタカタ…一人で過ごす静かな時間、私にはあまり向いていなかったようです。

それまであくせく働いていたので、すぐに飽きてしまい、収入を得ていない自分に不安を覚えました。

そして、そうだ!ただ作るだけじゃなくて、小遣い稼ぎが出来ないだろうか、と試しにヤフオクに低価格で出品してみたところ、布で作ったカードケースが即売

「私が作ったものでも売れるんだ!」と嬉しくなりました。

まずは、ヤフオクに出品してみる

的外れな値段設定ではいつまでたっても売れないので、市場調査はした方が良い、と思います。

今時のオークションサイトは、メルカリ、ラクマなど種類も増えましたね。

私の場合は、ヤフオクに出してみたのですが、最初に出品した布製のカードケースは、120円で出しました。

すぐに売れたのですが、その金額ではあまり儲かりませんよね。

小さいものなので原価はわずかですが。

なので、数倍に値上げしてみて売れるか試してみました。

何回か、値段を変えて出していると、ちょうど良い価格が分かりますね。

・即売→値段が安すぎる、値上げしても売れる
・ウォッチリスト(お気に入り)に入れてくれる人が多くいる場合も売れる可能性は大
・閲覧者が多いのに売れない→値下げする
・安くても売れない→商品の質を上げる

など、工夫すると良いと思います。

試作品作り、自分が使いたいものを作る

カードケースは良く売れましたが、作るのに結構手間暇かかっていました

柄の布を数種類組み合わせて縫い、ボタンを付けたり、刺繡をしたり。

刺繍や飾りボタンがない簡単なものも作ったのですが、売れないんですよね。

やっぱり手間暇かけて作ったものが喜ばれるのかな、と思いました。

色々なデザインを考えながら作っていたのですが、私のアイデアも底が尽きてしまい、

次なる作品作りに取り組むことにしました。

そこで、取り組んだものは生理用の「布ナプキン」でした。

当時、近くのデパートやオーガニックコットンの専門店で見かけていて、気になっていたこともあり、出産を迎えるにあたって、自分でも使ってみたい!どうせなら自分で作ってみよう!

と思いつきました。

そのとき、妊婦だった私はだいぶお腹も大きくなってきていたのですが、生まれてしまったら動けない、今のうちに商品作りまで頑張ろう!と意気込みました。

半分趣味なのでお気楽なのですが(笑)

とりあえず、試作品をいくつも作って、自分で使ってみました

サイズは丁度良いか、生理の多い日・少ない日、ではどうかなど色々試しました。

自分が使いたいものじゃないと、人様に堂々とおススメ出来ませんよね。

また、洗濯方法も調べて商品に添える説明書も作りました。

材料の仕入れ

型紙まで作り終わり、さて、商品作りです。

商品が「布ナプキン」なので、薄手の生地ではすぐに染みてしまいます。

そこで、厚手のコットンの生地を探したのですが、最初は、たまたま近所の手芸店に丁度良さそうな生地があったのでそれを購入して作りました。

その時も、まずは自分で試してみて使える!と納得してからの出品です。

少量作って低めの値段でヤフオクに出してみました。

単品ではなく、数枚セットにしてみたり、送料込みにしてみたりと試行錯誤しました。

ありがたいことに、出す度に売れたので、生地を買い足してどんどん作って行きました。

近所の手芸店にちょこちょこ生地の仕入れに行っていたのですが、もっと安くて上質な生地はないだろうか、と都内の問屋へ探しに行きました。

結構探しましたが、ラッキーにも最適な生地を置いている問屋さんを見つけることが出来て、一反、50メートルを送ってもらえることになりました。

問屋で一反買い、金額は、近所の手芸店で仕入れていたのに比べてかなり安くなりました

他にも副資材として、ボタンや糸などはインターネットで専門店を見付けて送ってもらいました。

当時、ボタンを取り付ける専用のプレス機も購入しましたが、今は同じようなものが100均などでも売られていて、ハンドメイドでも売っているような作品が作れる時代ですよね。

量産の毎日

さて、無事に材料も揃ったので、毎日生地をザクザク切ってミシンでガーガー縫う日々です。

そのころには、1万円のミシンに加えて、3万ちょっとのロックミシンも追加しました。

夫に、「元手とれよ」

と、厳しいお言葉を受けましたが、結構売れていました。

タイミングも良く、ちょうど、布ナプキンが世の中に認知され始めた時代だったから、というのもあったのかもしれません。

ブログを立ち上げる

今はブログって言うのが主流ですが、当時はホームページと言ってました。

”ホームページビルダー”を買い、パソコンにインストールして作っていました。

独自ドメインも取得、主婦の趣味がてらの割には結構本格的で。

SEOの本も読み、商品を載せて。

注文フォームで注文を受け、支払いは銀行振り込みという古典的な感じでしたが。

ハンドメイドショップに置いてもらう

他にも、ハンドメイドの作品を委託販売してもらえるお店に置いてもらいました。

そのころには、出産も終えていて、子どもの世話でお店に出向くことが難しかったのですが、商品を郵送出来て、お店の人に並べてもらえたのでとても助かりました。

商品の内訳は、

布ナプキン 9割
他の布小物 1割

です。

他の布小物は、携帯ケースとか、ティッシュケースなどでした。

感触としては、実店舗の方が売れ行きがいいかな、と思います。

売れ行き状況がネットでチェック出来たのですが、制作と納品が追い付かずに、スペースがスカスカなこともよくあり、勿体なかったな、と思います。

一番売れていたころの売上金

一番売れていたころで、月に6~7万くらいでした。

材料費は、販売価格の2割前後に収まるように設定していました。

なので、実際の儲けはざっと5万円くらいですね。

販売していた場所は、

・独自ドメインで立ち上げたホームページ(ネットショップ)
・ヤフオク
・委託販売(実店舗)

売上6万でも結構沢山作っていた感があります

市販の商品とくらべたら破格の値段設定をしていました。

更に手作りなので、手間暇がかかります。

そして、家事育児の合間の作業。

ハンドメイドでこのくらいの売り上げは、結構頑張っている方なんじゃないかと思います。

家で作業が出来てしまう分、作品作りや発送作業などと、家庭との境目が付きにくく、時間があればミシンで縫っている、という感じになります。

生地は、一反買いをしていない細かいものも含めると全部で3反は使いました。150メートル以上になります。

楽天市場から「出店しませんか」と、電話がかかってきたこともありますが、速攻でお断りしました

なぜなら、これ以上作れないから…

アシスタントを雇う余裕も、商売を拡大するまでの気力もそこまでなかった。

家事育児の時間を沢山とりたい子どもともっと遊ぶ時間を確保したい、という気持ちが強くなり、最終的には辞めてしまったのですが、それで正解だったかな、と思います。

ちなみに、売り上げたお金は銀行に入れっぱなしになっているので、最近始めた投資で増やしていこうかな、と思います。

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