適性検査の配点
うちの子が受けた公立中高一貫校は、
・適性検査 130点満点 ・作文 70点満点 ・面接 ・調査書
その中で、適性検査の割合が多くを占めています。
低学年から季節の出来事を知る
小学校卒業までの教科書のなかから出題されるため
過去問を見ると、高学年でやる学習内容からの出題が多いように思います。
なので、受験勉強はやはり6年生になってから集中して取り組むことになるのですが、
低学年からできる勉強があります。
それは、季節の出来事を知ることです。
例えば、小学3年生の国語の教科書に出てくる『短歌を楽しもう』(タイトルは教科書によって違うかもしれません)や、3年生~4年生の理科に出てくる虫の成長などです。
季節ごとの言葉を覚えるのは普段の生活での親子の会話で出来ますね。
過去にこのような問題が出題されています。
与謝蕪村の短歌、「菜の花や月は東に日は西に」 これが詠まれた季節と時間帯はいつですか。 このときの月の形は満月、半月、三日月のうちどの形ですか。 また、あなたがそう思った理由を書きなさい。
太陽が西に沈み、月が東に見えるということは、夕方ということが分かります。そして、そのような月と太陽の並びでは月は満月になります。
しかも、どうしてそうなるのか、理由を説明しなくてはならない。
国語の問題と思いきや、実は理科、というように、複数の教科を組み合わせた問題が出されます。
単純な穴埋めや計算は適性検査には出題されません。
他にも、3年生~4年生の理科の教科書の中から、生物の成長もよく出題されています。
・カマキリの一生 ・ツバメの一生
など。
ツバメはいつ日本にやってきて、いつ卵を産むか、日本を去るのはいつか。
季節ごとに起こる出来事が何か?
このようなことは経験に勝るものはありません。
公立中高一貫校を受験してもうすぐ高校生になる娘は、ここら辺の経験値が足りませんでした。
卓上で、教科書を広げながら覚えるのはとても時間がかかります。
対して、まだ低学年の弟たちは、外遊びばかりしていて、虫が好きなので、自然と覚えていきます。体験したことは忘れにくいですよね。
秋には「おかーさーん!カマキリのお腹が大きいよ。赤ちゃんいるのかな?」
とか、
「卵産んでた!」
とか、
春になったらその卵からゾロゾロ赤ちゃんが繋がって出てくるのを見たり。
母の私は、はいはい、そうだね~、とか相槌をうちながら話を聞くだけです。
この学習をするのにお金もかからないし、大した手間もかかりません。

6年生になってからの受験前の1年間は、算数系の問題を練習したりするのに多くの時間を取られてしまいます。
のんびり季節の出来事を確認している時間はありませんが、勉強の休憩がてら散歩に出るのも学習に繋がるのでは、と思います。
家庭菜園をしてみる
他にも、植物に関しては、家庭菜園もおススメです。
我が家は賃貸なのですが、畑があり、春と秋に耕して、タネをまいています。
日ごろ慌ただしいので全然手入れをしていなくて、草ボーボーですが。
昨年は、モロヘイヤを放置していたら成長しきり、何やら豆のさやのようなものが沢山なりました。
子どもたちがそれを開けるとたくさんのタネが付いていて、タネが沢山とれました。
「来年蒔こうね」と、言っています。
家庭菜園も手入れをしすぎずにいれば、子どもたちも植物の成長過程が観察出来て学習に繋がるのでおススメです。
教科書が最強
教科書は本当に良く出来ていると思います。
シンプルだし、当たり前ですが、学校の宿題にも対応出来るし。
我が家の下の子たちには、教科書だけは読ませて、あとは遊ばせています(笑)
単元の最後には練習問題もあるので、追加でドリルとか買わずに繰り返し教科書を読むのが一番の勉強だと思います。
どんな問題集を買ってみても、結局は教科書に書いてある!のです。
無料ですしね。
子どもにもお金をかけすぎないようにしていきたいです。