【オススメ教材】受験1年前までに身に着けておきたい読解力!

子育て

出口汪の日本語論理トレーニング 小学三年 基礎編 全学力を伸ばす基本ソフト 論理エンジンJr. [ 出口 汪 ]

我が子の公立中高一貫校へ塾無し自宅学習で合格への道はここからスタートしました。

自宅での受験勉強が始まり、母はサポートに徹していたのですが、勉強を見ているとあることに気が付きました。

それは、全ての教科の土台となる日本語力が弱いということです。

これは実際の過去問なのですが、長い対話形式の文の中にいくつかの問題が入っています。

問題文も長く、複雑で、読むだけで疲弊してしまうレベルですね。

一見しだたけでクラクラしてきそうですが、公立中高一貫校の試験問題は、ほぼこのような文章問題です。

しかも、娘は学校での国語のテストでもイマイチのレベルでした。

本屋で見つけた文章を論理的に読み取る力

娘の読解力を上げるべく、母、出動です。

近くに大きめの本屋があり、中学受験コーナーが充実していたのですが、このころから頻繁に出没していました(笑)

そして、このドリルを見つけ、パラパラとめくっていきました。

なるほど、算数のみならず、国語から何から全ては論理的に成り立っていたんだ、とか、
今まで”気持ち”や”感覚”で問題を解いてしまっていた国語のテスト、そもそもの考え方が間違えていたのかも?

色々と発見が。

学校のテストで、『そのとき、〇〇はどのような気持ちだったと思いますか?』とかいう問題、ありますよね?
子どもって、自分の体験と照らし合わせて答えを出したりしませんか?

しかし、公立中高一貫校の問題を解く際には自分の体験や感覚ではなく、問題に書いてある日本語をちゃんと理解する必要があります。逆に言えば文章を分析できれば解けるのです!それには、文章を論理的に読み解く力が必要です。

このトレーニング本には、「スパイラル(らせん)方式」という学習法で、一通り基本的な学習をこなしたあと、さらに別の形でそれを反復する。そうやって同じ規則を繰り返し学習しながら、その規則を使って新たな課題に挑んでいく。
との説明があります。

テキストの始めのほうは、「主語・述語の働き」などの簡単なもの(それについても非常に分かりやく出来ている)ですが、徐々に、要点のまとめ方、新聞の読み取りかた、算数、理科など様々な教科の問題を解くための読解にまで繋げていきます。

6年生だけど小3レベルから始める

過去問やら、ちょっと難しい算数の問題集やらに手を付け始めていたものの、読解力がない娘の基礎固めをするために、一旦それらから離れて読解力のトレーニングをすることにしました。

毎日、私は娘とテーブルに向かい合わせになって、娘が「分かんな~い!」となったら取り外して使える「解説」をいかにも教えてあげてる風に読み上げるだけ

でも、それが大事なんだと思います。
弟たちが隣で遊んでいるのに一人で勉強だなんて、まだ小学生の子には過酷ですよね。

毎日毎日、ひたすらこのテキストで娘の日本語力を徹底的に鍛えました。「日本語論理トレーニング」を徹底的にやっていくうちに読解力が本当に上がったと思います。

その名の通り、「トレーニング」という感じで、毎日一定量をこなし、黙々と続けていきました。

「出口汪の日本語論理トレーニング」論理エンジンJr.は、小学1年生~6年生まで学年別になっていて、それぞれ基礎・習熟・応用の3編があります。

この時点で受験まであと10か月だったのですが、思い切って小学3年生の基礎編からやり始めました。応用で混乱するよりも基礎を固めた方が絶対に役立つと思ったからです。

それに、初めから難問過ぎて息切れしたら、恐らく親子でリタイアしてしまいますからね。

案の定、気持ちよく理解できるところからのスタートが功を奏し、どんどんレベルアップする実感もあって、正解だったと思います。

そして、まさにスパイラル方式で、似たようなものが何回も出てくるのですが、少しづつ複雑になって行きます。いつの間にか読解問題をパズルを組み込むように論理的に解けるようになっていき、夏頃には小学六年編まで終わらせていました。

それまで、文章題でミス連発していたのですが、問題文の中でも必要な個所とそうではないものなどの判別がつくようになったり、文章に印をつける癖がついてきました。また、試験で作文も出たのですが、大いに役立ったと思います。

なんとかやり切りましたが、毎日結構沢山やりました。
もっと早くやっておけば良かった、と本気で思いました。

全てに役立つおススメトレーニング本

過去問を解きまくる前に、絶対に身に着けておきたいのは日本語力です

見開きで一回分、書き込んでも十分なスペースがあるので使いやすく、一回分の問題の量は少なめなのですが、質が高く、やり切った感が得られやすいのでよく作られていると思います。
それから、解説がとにかく細かく丁寧に作られています。親が読み上げるだけで済みますから。


各学年、基礎編 習熟編 応用編の3冊がありますが、基礎が出来れば応用まであっという間なので、まずは基礎が大事かな、と思います。
該当する学年の基礎編をやってみて、難しければ学年を下げることをお勧めします。出口汪の日本語論理トレーニング 小学三年 基礎編 全学力を伸ばす基本ソフト 論理エンジンJr. [ 出口 汪 ]

もくじ(抜粋)です。
小学三年 「どうした」「どんなだ」、主語と述語、要点になる言葉、要点をまとめよう、分を図にしよう、順番をかえてみよう、読点のいち、すじ道を立てて考える、図・しりょうを読み取る 
小学四年 文の中心、主語のない文、言葉のつながり方、助詞、一文の作成、要点をとらえて一文にする、接続語、指示語、算数の言葉に変えてみよう 
小学五年 主語と述語、複数の主語・述語の関係、言葉のつながりを見抜く、一文の分解、いらない言葉、指示語と接続語、話題をつかむ、算数×論理、社会×論理 
小学六年 中学入試問題、主語と述語を抜き出す、単文・重文・複文、要点をとらえる、一文の構造を図式化する、長い文の要点、話題と主張をつかむ、式から場面を考えグラフを読み取る、数字を正しく読み取る、自分の考えをまとめて発表する、話し合いの内容をまとめる 

小学一年生~二年生もありますが、やったことがないので、下の子たちにもこれからやらせてみようかな、と思っています!

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